はじめに

実家の母の寝室にはテレビがありません。
アンテナ端子も来ていませんが、自宅にはWi-Fi環境があります。
母は地上波を見ることも少なく、YouTubeやTVerなどが見られれば十分ではないかと思い、「チューナーレステレビ」という選択肢を考え始めました。
最初は、
「チューナーが付いていないだけのテレビでしょ?」
くらいに考えていました。
ところが実際に調べてみると、Google TVなど搭載されているOSにも違いがあり、メーカーや価格もさまざまです。
そこで今回は、実際にいくつかの製品を比較し、最終的にPhilips 6700 Series 32インチのチューナーレステレビを購入しました。
この記事では、購入前に調べたことから、実際に設置して使ってみたところまで紹介します。
アンテナ端子がない部屋にテレビを置きたい方や、チューナーレステレビを検討している方の参考になれば幸いです。
母にテレビを買おうと思った理由
母の寝室にはテレビがありません。
また、アンテナ端子も来ていないため、一般的なテレビで地上波を見るためにはアンテナ配線などを考える必要があります。
一方で、自宅にはWi-Fi環境があります。
そこで考えたのが、
「地上波ではなく、YouTubeやTVerが見られれば十分ではないだろうか?」
ということでした。
母は78歳です。
寝室でちょっとYouTubeを見たり、TVerなどで番組を楽しんだりすることができれば、それだけでも十分役に立ちそうです。
アンテナ工事までして一般的なテレビを設置するよりも、Wi-Fiを活用した方が手軽なのではないか。
そう考えたことが、チューナーレステレビを調べ始めたきっかけでした。
「チューナーレステレビで十分では?」と思った
最初の私のイメージは、
「チューナーが付いていないだけのテレビ」
というものでした。
Wi-FiにつなげばYouTubeや動画配信サービスを見ることができる。
そのくらいの認識しかありませんでした。

「アンテナ端子がなくても、Wi-Fiがあるならチューナーレステレビで十分なのでは?」
しかし、実際に調べ始めると、思っていたより奥が深い製品であることが分かってきました。
チューナーレステレビなら何でも同じだと思っていましたが、搭載されているOSや利用できるサービス、操作性などにも違いがあります。
ここは購入する前に確認しておいた方がよいポイントだと思います。
価格・サイズ・メーカーを比較してみた
まず決めたのは予算です。
実家の寝室用なので、高価な大型テレビまでは必要ないと考え、予算は2万5千円~3万円程度にしました。
サイズは32インチを選びました。
24インチでは少し小さく感じそうですし、40インチ以上になると寝室には大きすぎます。
テレビとの距離なども考えると、今回の用途では32インチくらいがちょうどよさそうでした。
候補として比較したのは、Philips、TCL、Xiaomi、ハイセンス、アイリスオーヤマ、山善などです。
調べていて感じたのは、同じように見えるチューナーレステレビでも、価格だけでは比較できないということです。
画面サイズだけでなく、
「どのOSを搭載しているのか」
という点も気になるようになりました。
Google TVという存在を知った
さらに調べていくと、「Google TV」を搭載したモデルがあることを知りました。

「Google TV? 普通のテレビと何が違うんだろう?」
私は最初、「Wi-Fiにつながるテレビ」くらいにしか考えていませんでした。
しかし、実際にはテレビ側にOSが搭載されており、対応する動画配信サービスなどをテレビ上で利用できます。
今回の目的は地上波を見ることではありません。
YouTubeやTVerなどを手軽に利用できることが重要です。
そのため、Google TVを搭載していることは、機種を選ぶ際のポイントの一つになりました。
Google TVとメーカー独自OSの違い
チューナーレステレビを調べていくと、Google TV以外にもメーカー独自のOSなどを搭載した製品があります。
どちらが良い、悪いということではなく、それぞれ特徴があります。
私が今回重視したのは、
「母が使いたい動画サービスを簡単に利用できること」
でした。
Google TVであれば、YouTubeやTVerなど普段使いたいサービスをまとめて利用しやすいことも、選んだ理由の一つです。
チューナーレステレビは、通常のテレビのように地上波放送を受信することを目的とした製品というより、
「インターネット経由で動画を楽しむためのテレビ」
と考えると分かりやすいと思います。
最終的にPhilipsを選んだ理由
いくつかのメーカーを比較しましたが、正直なところ、最初はどれを選べばよいのか迷いました。

「TCL、Xiaomi、アイリスオーヤマ……。32インチだけでもいろいろあって、どれを選べばいいのか分からないな。」
最終的には、予算、32インチ、Google TV搭載、操作性、価格と機能のバランスなどを考え、Philips 6700 Series 32インチを選びました。
今回購入したのは、PhilipsのQLEDチューナーレステレビです。
私がAmazonで購入したときの価格は、25,800円でした。
32インチでGoogle TVを搭載しており、寝室でYouTubeやTVerを見るという今回の用途を考えると、かなり魅力的な価格でした。
ただし、この記事を書いている時点ではAmazonで39,800円となっており、私が購入したときより値上がりしています。
なお、現在はPhilipsから2026年モデルの32インチQLEDチューナーレステレビ「PQT6731」も販売されています。
私が確認した時点では29,800円で、今回購入したモデルの現在価格39,800円よりも安く販売されていました。
どちらも32インチ・QLED・Google TV搭載という点ではよく似ているため、これから購入する場合は、新しいモデルの価格もあわせて比較してみるとよいと思います。
Amazonの商品価格は変動しますので、購入を検討される場合は現在の販売価格を確認してください。
実際に届いたPhilips 6700 Series

32インチですが、箱はそれなりの大きさがあります。
箱にも大きく「32」「QLED チューナーレステレビ」と書かれています。
今回は実家の寝室に設置するため、32インチを選びました。
実際に32インチを設置してみた
実際に設置してみると、32インチは寝室用としてちょうどよい大きさでした。
テレビ台の上に設置してWi-Fiへ接続すれば、Google TVを利用できます。

実際に設置したPhilipsの32インチチューナーレステレビ。寝室用としては十分な画面サイズです。

「これこれ! アンテナ端子がないこの部屋でテレビを見られるようにしたかったんです。」
母の寝室にはテレビのアンテナ端子がありません。しかし、Wi-Fiはあります。
そのため、地上波のアンテナ配線を用意しなくても、インターネットを利用した動画視聴環境を作ることができました。
これは、私がチューナーレステレビを選んで一番よかったと感じた部分です。
電源を入れるとGoogle TVが起動
電源を入れると、Google TVが起動します。

電源を入れるとGoogle TVが起動します。
実際にここまで設定してみると、「チューナーレステレビ」という名前から想像していたものとは少し印象が変わりました。
「テレビからチューナーを取り除いた製品」というより、
「大きな画面でGoogle TVを使うための機器」
と考えた方が、私には分かりやすく感じました。
Google TVのホーム画面はこんな感じ
設定が完了すると、Google TVのホーム画面が表示されます。

Google TVのホーム画面。動画配信サービスのアプリが並んでいます。
ホーム画面にはYouTube、Netflix、Amazon Prime Video、TVerなど、さまざまな動画サービスのアプリがあります。
※各サービスの利用条件や有料・無料の範囲については、それぞれのサービスをご確認ください。
普段スマートフォンやタブレットで動画サービスを使っている人であれば、それほど違和感なく使えると思います。
また、リモコンを使ってテレビだけで操作できるので、「スマートフォンの画面をテレビへ映す」という使い方を毎回する必要がないのも便利です。
78歳の母でも使える?
今回、私が気になっていたのがここです。
機能が豊富でも、実際に使う78歳の母が操作できなければ意味がありません。
一般的なテレビの場合、
「テレビをつける → チャンネル番号を押す」
という非常に分かりやすい操作です。
一方、Google TVの場合はホーム画面からYouTubeやTVerなど、見たいサービスを選択する必要があります。
そのため、従来のテレビとまったく同じ感覚とはいきません。
ただ、一度使うサービスが決まってしまえば、
「テレビをつける → アプリを選ぶ → 見たい動画を選ぶ」
という流れになります。
今回の場合は、母がよく使うサービスをある程度絞っておけば、それほど複雑な操作をする必要はなさそうです。
このあたりは、しばらく実際に使ってもらいながら様子を見たいと思います。
チューナーレステレビを購入する前に知っておきたいこと
ここは重要です。
チューナーレステレビは、一般的なテレビのようにテレビチューナーを使って地上波放送を受信する製品ではありません。
今回のように「地上波はあまり見ない」「YouTubeをテレビで見たい」「TVerなどを利用したい」「部屋にアンテナ端子がない」「Wi-Fi環境はある」という場合には、チューナーレステレビは面白い選択肢だと思います。
一方、
「テレビをつけたら、すぐ地上波のチャンネルを見たい」
という人の場合は、一般的なテレビの方が使いやすいでしょう。
また、インターネットを利用して動画を見る製品なので、当然ながらWi-Fiなどのインターネット環境も必要になります。
「安いからチューナーレステレビにする」のではなく、
自分が普段何を見ているのか
を考えてから選ぶことが大切だと思います。
実際に使って感じたメリット
今回、実際に購入して設置してみて、特に良かったのは、アンテナ端子がない部屋にも設置できたことです。
Wi-Fi環境をそのまま活用でき、YouTubeやTVerなどをテレビ画面で利用できます。
32インチなら寝室にも置きやすく、Google TVなので複数の動画サービスも利用しやすいと感じました。
特に今回のような、
「アンテナ端子はないけれどWi-Fiはある部屋」
との相性は非常に良いと思います。
これまでなら「アンテナが来ていないから、ここにはテレビを置けない」と考えてしまいそうな場所でも、選択肢が増えます。
逆に気になったところ
もちろん、すべての人にチューナーレステレビがおすすめというわけではありません。
一番大きいのは、やはり従来のテレビとは使い方が違うことです。
特に高齢者の場合、長年使ってきた「電源を入れてチャンネルを選ぶ」というテレビの操作とは違います。
Google TVのホーム画面からアプリを選択するという操作に慣れる必要があります。
また、インターネット環境に依存する点も一般的なテレビとは異なります。
今回の母の場合は、地上波を見る機会が少なく、YouTubeやTVerなどが利用できればよいという前提だったため、チューナーレステレビを選びました。
このあたりは、使う人によって評価が大きく変わる部分だと思います。
こんな人にはチューナーレステレビが合いそう
実際に購入してみて、チューナーレステレビは、部屋にアンテナ端子がなくWi-Fi環境はあるという人には、かなり相性がよいと思います。
特に、地上波をほとんど見ず、YouTube、TVer、Netflix、Amazon Prime Videoなどが中心という人には使いやすいでしょう。
寝室や子ども部屋などに、もう1台テレビが欲しいという用途にも向いていると思います。
逆に、普段から地上波を中心に見ている人は、通常のテレビを選んだ方が分かりやすいでしょう。
まとめ:アンテナ端子がなくてもテレビを楽しめる
母の寝室にはアンテナ端子がありません。
そのため、これまではテレビを置いていませんでした。
しかし、
「アンテナ端子はないけれどWi-Fiはある」
という環境なら、チューナーレステレビという選択肢があります。
今回、78歳の母の寝室用としてPhilips 6700 Series 32インチを購入してみました。
実際に設置してみると、32インチは寝室用として使いやすいサイズで、Google TVからYouTubeやTVerなどを利用できる環境を作ることができました。
もちろん、チューナーレステレビは普通のテレビの完全な代わりになる製品ではありません。
地上波を中心に見る人には通常のテレビの方が向いています。
しかし、
「地上波はほとんど見ない」
「動画配信サービスが中心」
「アンテナ工事まではしたくない」
という使い方であれば、かなり便利な選択肢だと思います。
私自身、購入する前は「チューナーがないだけの安いテレビ」くらいに考えていましたが、実際に調べて使ってみると、少し違った印象を持ちました。
テレビというよりも、
「YouTubeやTVerなどを大きな画面で手軽に楽しむための機器」
と考えると、チューナーレステレビの良さが分かりやすいと思います。
今回購入したPhilips 6700 Series 32インチはAmazonでも販売されています。
私が購入したときは25,800円でしたが、価格は変動しています。購入を検討される場合は、現在の販売価格を確認してみてください。「現在はこちらの2026年モデルの方が安くなっています(9月14日現在:29,800円)」。
アンテナ端子がない部屋へのテレビ設置を考えている方の参考になれば幸いです。
